実はタイトに着る

ダブルのネイビーフランネル4つボタンダブルブレザーです。ダブルというと未だにバブル期のダボッと大きめのを着るイメージですが、本来は肩幅を合わせてタイトに着るものです。

今はまたオーバーサイズが流行っていますが、あれはハリのある肌と元気な筋肉があってこそ（悲しくなってきた）。大人はジャストサイズにしましょう。

もともとは英国海軍のフリーゲート艦「ブレイザー号」の制服だったと言われています。海のものですから、ダブルの袷が左右どちらでも留められます。

ディテール

ダブルブレザーには4つボタンと6つボタンがありますが、これは4つボタンタイプです。6つボタンの方が豪華に見え好まれることが多いようですが、控えめが好きなので4つを選んでいます。

• 着方によって上1つがけ・2つがけどちらでもいけます。
• 襟はピークドラペル。カラー／ラペルの両方が尖っています。
• 胸は箱ポケット、腰はフラップ付きです。
• ベントはサイドベンツ。フックドベントにするとちくはぐです。
• 胸ダーツは無し。もともとタイトなジャケットなので、ダーツ無しで少しでも楽に着ます。6つボタンの場合はダーツ有りが良いでしょう。
• 袖は2つボタン。袷と同じ金ボタンです。
• シングルブレザーと違ってエンブレムは付けない方が良いでしょう。シングルタイプでも、エンブレム有りは使いどころが限られてくるので難しいところです。
• ボタンは母校のノベルティを購入し、テーラーに持ち込みました。ボタンなら「気がつくとちょっと面白い」レベルです。
• パンツはいつもの。梳毛タイプにしても良かったかな？比較的明るめのグレーの方がかっこよく見えます。私の場合、チャコールグレーが好きすぎて明るいパンツを持っていないだけです。
• サックスブルーのボタンダウンにグリーンベースのレップタイ。レジメンタルタイとは傾きが逆で、右下がりになっています。レジメンタルは軍や学校等の所属を表すため、傾きを逆にすることでデザインのみを拝借したものです。IVYでは定番のアイテムです。
• 靴はメダリオンの入った茶のハーフブローグです。ローファーではさすがに軽すぎるかと。

Conclusion

この日は小学校の校舎建て替えのためのお別れ会でした。

せっかくだから赤いネクタイにすれば良かったなあと後悔。

卒業生はお爺ちゃんまで（男しかいない）、ネイビーのダッフルやブラウンのツイードスーツ等、IVYテイストの人が多かったのが印象的でした。