緑のコーデュロイジャケット
2024年01月31日
くすんだ緑のジャケット
コーデュロイはコットンで防寒するための生地です。
畝が特徴で、毛羽だった印象があります。コーデュロイジーンズでもお馴染みですね。丈夫で安価。光沢は無いながらも独特の艶があり、特に畝が細い細コールは上品です。
対して太コールは頑丈で活発なイメージ。特に太い物は鬼コールなどと呼ばれるようです。
弱点としては、色落ちしやすいこと。また空けた穴がふさがりにくいので補修・修正が難しいことでしょう。
黄土色ともカーキとも緑ともつかない落ち着いた色の生地があったので、ジャケットにしました。
緑のコーデュロイといえば「野」「山」のイメージですので、ボタンはくるみボタンにしてみました。
コーディネイト解説
緑のコーデュロイジャケット
まずは「緑系のジャケットが欲しい」という希望がありました。ネイビーでは埋没してしまうし赤系は持っているし。茶系は赤とあまり差別化できなくて面白くないし、といったところです。
コーデュロイの生地に目がとまり「これだ！」と。畝の太さもちょうど良かったのがポイントです。
形は赤のツイードジャケットと全く同じにしました。ポイントはエルボーパッチです。茶系と黒系の革素材で悩みましたが、ここは濃い焦げ茶で。靴等、他の革素材が黒でも茶でも合わせられるようにとの配慮です。パッチは肘や肩など傷みやすい場所につける補強です。エルボーパッチですから、今回は肘用です。野趣が出て良いかなと。
ボタンは野山を意識してくるみボタンにしました。
カノニコのパンツ
パンツは、いっそ同じ物を数本持っている方が良いぐらいですね。
青系タッターソールのボタンダウンシャツ
タッターソール柄は馬術由来のパターンです。
こういう遊び着なら、カジュアルなシャツでも良いでしょう。
黒のシルクニットタイ
柄物のシャツ、さらにコーデュロイの畝は「縦縞」と捉えることもできますので、タイは無地にします。これも色々と試してみましたが黒が一番引き締まります。
ハミルトン・カーキフィールド
今のところ一番気に入っている腕時計です。
- 黒文字盤。
- 黒革ベルト。
- 金属部は全てつや消しシルバー。
- 自動巻き機械式。
- 盤面38mm。
立体感があり華美でも地味でもありません。ドレスウォッチとは呼べませんが、ビジネスまでは全く問題ないでしょう。これでデイト表示が無ければ最高なんですが。
コールハーンのセミブローグ
靴は黒も茶もアリです。ブーツ系も良いかも。アウトドアなコーディネイトですので、あまりフォーマルに寄った靴は似合いません。メダリオン等、穴飾り（元々は水抜き）のあるデザインが似合います。
Conclusion
子供の頃「コール天のジーンズ」というとダサい感じがしませんでしたか？暖かさ最優先！みたいな。オーバーオールにもよくありましたね。
冬用のジャケットで、これに優る「気軽な生地」は無いと思います。
色が豊富で、畝の太さも合わせて考えるとすごいバリエーションになるので楽しめます。
日本製で「色落ちしないコーデュロイ」というものもあるそうです。天然素材です。一度作ってみたいものです。
この記事は2024/01/31に公開され2024/02/28に更新、314 ビュー読まれました。
