おとなアイビーとは
IVYはもともと学生のファッションなので、アイテムも定番、少ない予算で良い物を数少なくそろえて着こなしを楽しむ性格を持っています。使い捨てのファストファッションとは対極です。これからの時代にピッタリだと思いませんか?
ブレザーもダッフルコートも大人が着て似合うアイテムです。ただし昔と大きく違うのは「The IVY」な製品が減っていること。若い時と違ってサイジングがシビアになっていることも問題ですね。
シチュエーション
シチュエーションあってこそのファッションです。
想定しているシチュエーションは
- もちろんカジュアル。毎日ネクタイ締めてても良いじゃないですか。
- あまりかしこまらないビジネス。社内や気心の知れた仲間との打ち合わせまで。ある程度カッチリしたシーンも取り上げます。
- 完全な遊び。ジャケパン/スーツ以外も扱います。
時代性
昔に比べて荷物が増えている気がしませんか?
スマホは必須。ノートPCを持ち歩く仕事の人も多いようです。重くて固い荷物を持ち歩くのに「ジャケットの肩が潰れるからリュックはダメ!」とばかりも言っていられません。
時計もスマートウォッチ、特にApple Watchをしている人は増えましたね。これもトラッドからは外れますが、何か考えてみましょう。結論は出ないと思いますが、人柱にはなれます。
屋外はもちろん室内で大活躍のフリース。フリースの開発は1979年(Wikipediaより)、日本での普及は1994年のユニクロの大攻勢によります。IVY全盛期には無かった!だからといって、今のファッションから外して考えるのは無理というものです。
時代性を取り入れるには誰かが人柱になって実験しないといけません。おとなアイビーがやります。
おとなアイビーのポリシー
トラッドを大切にする
当然ですが、トラディショナルスタイルをベースにしています。ではトラッドとはなんぞや?ということになりますが、それは追々と解明します。
デザインの意味を知る
「なぜその形になったのか?」を知ります。なぜラペルにフラワーホールが開いているか?とか、
サイジングが命
高い生地の服より、サイズがちょうど良い物を選びます。
組み合わせを重視する
海由来と空由来を組み合わせないとか。アイテムの発祥国を意識するとか。
楽しむ
積極的に面白がっていきます。「こうでなければいけない」ではなく「なぜそうすべきなのか?」を知れば、踏み外すこともできます。
結局は清潔感
清潔は健康であり、なにより優先します。清潔なら白Tにジーンズでも良いものです。
手入れが必要
手入れをして、良い状態で体に馴染んできた服は宝物です。
当時のIVYスタイルに固執しすぎない
フリースが生まれたのが1980年代、ユニクロが浸透させたのが2000年近く。IVYが大流行した1960年代にはありませんでした。
控えめ
特に色。自然の中に存在する、中でもダークで彩度の低い色が、コーディネイトする時に自由度が高くなります。
素材にこだわる
基本的に自然素材のアイテムを紹介します。
無いものは作ってしまう
あまり特殊なデザインでなければ、たいていはイージーオーダーで作れてしまいます。ジャケット・パンツ・シャツ・標準的なコートならOK。生地にもよりますがブランドのレディメイドより安かったりします。
一目惚れこそファッション
IVYはルールが多いように思われますが、それは「対人で失礼をしない」程度のものです。ファッションを楽しむなら、一目惚れアイテムも取り入れないと面白くありませんね。
ライター
ぽちろぐのポチが顔出しでやっています。
1970年代にメンズクラブでIVYに触れて以来、VANの紡毛のブレザー、ジョストン&マーフィーのコインローファー、グローバーオールのダッフルコートと手を出しながら、20代のバブル期には周りからの圧に負けてソフトスーツ(グリーンラメ/ダブル)を着用するも自身は納得いかず、40代からは「これで良いのだ」とIVYに回帰しました。
高くはないけれど安物ではない、そんな塩梅で行きます。